相馬野馬追・二年の軌跡vol.1〜南相馬編〜

前日都内を出発した上映隊は、
都内の渋滞に苦戦しながら、宇都宮を経由して、
16日の夜に南相馬に到着しました。

震災後、この地に訪れるのは、既に5度目。
海岸付近の様子は、震災直後の荒々しい感じからすると、
大分整理された感じを見受けましたが、
見渡す限り、土がむき出しになった空間の姿は
2年経っても変わることのない、魂の無念な声が聞こえてくるような気がしました。


火力発電所近くの海岸線沿いにて

3月17日(日)、鹿島のさくらホールで上映会を行いました。
とてもステキなホールが鹿島にはあります
この日は、相双ビューロー本猪木さんや、ホワイトレイヴンの竹内さん、
市議の但野さんがお手伝いに駆け付けて下さいました。
まるで映画館のような環境で、上映会を行わせて頂き、とても光栄でした。


改めて、スクリーンで本映像を拝見すると、
野馬追当日の臨場感や空気感が迫ってくる感覚になりました。
ゲストの菅野長八さんをお迎えして、上映後はトークイベントを行いました。
震災でご家族を亡くされ、現在も仮設住宅にお住まいの菅野さん。
野馬追は、生活そのものであり、これから若い世代に継承を促していきたいと
強く語られておりました。

上映後はDVDの配布会をさせて頂き、
南相馬に約300枚をお届けすることになりました。
上映会場にて来場者に配布させて頂きました
フロンティア南相馬さんにお届け致しました
南相馬は、震災後、あらゆる生活環境がいっぺんしてしまい、
1からのスタートを余儀なくされている地域です。
その中で、次世代に向けて、この地元と共に住む意味、希望を模索していることが
現地を訪れてとてもよく判りました。
私たちは映像の力で、この地に根付く精神文化を広く発信していくと共に、
地域の方々と一緒にその文化の意味、そして素晴らしさを感じ、考えていきたいと
思っております。

【今後の野馬追上映会の日程】
3/30(土)17:00〜 高円寺・素人の乱12号店(ゲスト:山本夜羽音先生)https://www.facebook.com/events/609931992354499/
3/31(日)14:00〜 中野・なかのば (ゲスト:いわき市湯本第二中・澤井校長先生)https://www.facebook.com/events/366720556776445/

今後は、宇都宮や横浜、そしてロシアでの上映も行っていきそうです。
この映像を是非、身近な方々と共有頂き、次世代に向けて
被災地の現状の様子を知って頂くと共に、人間が豊かに生きるのに必要なことを
皆さんで一緒に考えていけるととても嬉しく感じております。

お問い合わせ先は、nomaoi@cosmobox.jpです。

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