ワークショップは魔法の杖ではない? 〜ワークショップサミット開催報告・前半〜

今週は関西出張帰りからいろいろなお打ち合わせが続き、
あっという間に日曜日になりました。
時間が過ぎるのが本当に早く感じます。

先週、内輪で自主的に開催しましたワークショップサミットの
ご報告をいたします。
山梨を拠点に全国で企業コンサル、教育現場で登壇されている小笠原祐二さん
ピースの又吉さんが主演を務めました海酒のショートショート作家の田丸雅智さん
高等学校から地域で企業や法律に関するワークショップを開催している松本沙織さん
そしてシネマ・アクティブ・ラーニングの古新舜
4名で開催させていただきました。

わざわざ愛媛から本イベントのために飛んでこられた方もいらっしゃりビックリ!
初っ端から責任感重要なイベントだなということを再確認させられました。

当日は3×3のマス目にお題を書いていき、投票で選ぶという曼荼羅トーク方式を採用。
上位2つが「(ワークショップは)魔法の杖ではない」と「アクティブラーニング」
そのテーマでディスカッションを始めました。

1)魔法の杖ではない
小笠原さん(=テッチャン)が提案してくれた内容だったので、
まずはテッチャンが語ってくれましたが、
ワークショップを開催すると楽しくてなおかつ何でも問題解決できてしまうという
先入観でお仕事のご依頼を受けることがあるため、
魔法の杖ではないと思っているということだそうです。

インフルエンザに罹ったら薬ですぐ治るというものではないということと
似ていると話されておりました。
昔はワークショップとわざわざ言わなくても「話し合い」という風に表現していたと。

次に松本さんに発言を振らせていただき、
松本さんは今までワークショップという言葉が苦手という意識があったとのこと。
ワークショップに参加して、話題を振られても、現実とは離れていて
リアルな場の解決に結びつくか疑問を持っているという意見。

よりリアルな解決をするために何を行動したらいいかを考えたく、
ワークショップに興味があまり沸かなかったとのこと。

田丸さんは、その場限りで終わってしまうのが嫌だという発想。
田丸さんは、紙2枚に穴埋め形式でワークをしてもらい、ショートショートを完成させようというワークショップを開催している。
右脳・左脳の両方をトレーニングできて、小説家にならなくても
日常生活に活かせるよということを伝えているとのことです。
こちらのページでワークショップシートも公開されております!

以下、各パネリストの対話が続きます。(古新はしばらく聞き役に徹しております)

松本さん:「置換」がキーワードで、ワークショップでやったことを
自身の仕事や活動に置き換えができるのであれば、言葉に対しての苦手が減っていく。

田丸さん:私たちは自分のフィールドのワークショップをやっているけど、
小笠原さんは誰かのサポートをしているのでは?

てっちゃん:そうそう、新島の島コンのお手伝いをさせて頂き、
最初は会議のやり方を教えてくれと言われて、
アイデアを出すためのワークショップをして、
データ分析を行ってノウハウを提供した。
これはワークショップがいい、これはワークショップでない方がいいと判断して、
課題へのアプローチをデザインし直すことを大切にしていること。

田丸さん:ここで聞きたいのは、てっちゃんにとってワークショップとはなんぞや?


テッチャン:知識の一方通行の学びではなく、参加者同士が体験して学びを習得し合う
中野民生さんが定義されたのが初めてとのこと。
良いワークショップはその場の全ての人が学習者であること。
主催者もファシリテーターも学びをする立ち位置であることと言われる。

田丸さん:まさに答えがないことが良い。
これで良いですか? 合ってますか? と学校で言われるとちょっと困る。

テッチャン:ビジネスマナーであれば、一方通行の方が良い。
これまでにないビジネスマナーを作ろうであればワークショップが良い。
ワークショップは一つの手段である

田丸さん:ところで古新さんはどう思われますか?

コニー:(ようやくキター!!)
ようやくキター!! その瞬間の表情w

コニー:二つのレイヤーがあると思ってます。
自分は小さい頃は、小学1年生なのに5年生のクラスに入ってしまうような変わった子だった。
自分はデジタルハリウッドに入ってアクティブラーニングを初めて知った時に、
従来の詰込み型の勉強ではない学びのあり方に楽しいなと初めて思えた。

社会人になると生きるための勉強。
何のための勉強。誰のための勉強を意識するようになった。

一方で、ワークショップが楽しいというだけのものもあると思っていて
お料理ワークショップ、手芸ワークショップなど
集まって特定のメンバーだけで楽しみ合う形式もOKだと思っていて、

・ビジネスや活動に有益に結びつくワークショップ
・単に楽しい、その空間で話し合えるのが嬉しいワークショップ

と2種類あるのでは?

テッチャン:楽しいをゴールにする、仲良くするがゴールなものであれば良い。
目的に合っていればいい。何のために開催するのかを考えていきたい。
最近何のためのワークショップかが判らなくないものが増えている。

田丸さん:最近はWS(ダブリューエス)でワークショップと通じますもんね(笑)

[次回のブログはアクティブラーニングとワークショップの関係性について!]






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